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宗蓮寺への道は少し苦労しそうです。嵯峨福王子の交差点から162号線を北上して、梅ヶ畑亀石町の中川トンネルの手前にある三叉路を右折します。全く標識も出ていませんがトンネルの手前には右折路は1ヶ所しかありませんのでわかります。北山杉の木材所が並ぶ清滝川沿いの道を進むと、300mくらいで右手に道路と斜め並行に走る本当に細い道が見つかりますので、そこに入って坂道を登っていきます。
よく注意していないと見過ごしますよ。宅急便の車一台がかろうじて走れる程度の狭さですから途中数ヶ所以外は車の離合はできません。上り坂道が下りになるところにトラック一台くらいが止められそうな場所があり、目を右にやると宗蓮寺の文字が見えました。その場所で切り返して右折するとすぐお寺の駐車場。といっても2台分のスペースのみですので、もし満車なら非常に狭いところですが臨機応変に対応してくださいね。
本当に小さなお寺で、観光客などおよそ訪れそうになく、勝手に入らせていただいて庭を拝見して帰るという感じです。門までの石段の両側に白と濃ピンク色の秋明菊が咲き、門をくぐると左に小さなお地蔵さん一体と池があってその周りや庭の奥にも秋明菊が上品に何株かずつ咲いていました。
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お堂の手前にはツワブキの黄色い花と千両の赤い実が対照的なコントラストでとっても鮮やかで、木々の緑そして菊の濃ピンクと相まって静寂の小さな空間の中に色彩のみが自己主張しているかのようでした。でもそれ以上に見るものは何もありませんので、わざわざこんな山道まで出かけていくほどの価値はないかもしれません。高雄から常照皇寺への道すがらにちょっと息抜きに立ち寄る感じでしょうか。
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