高台寺

東山 高台寺

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京都・東山 高台寺

開山堂と観月台を臥龍池の南東から
東山の高台寺は大きく聳え立つ霊山観音の隣にあり、観光客で大賑わいを見せる「ねねの道」から入っていきます。正式名称は高台寿聖禅寺というのだそうです。車の方はかなり広い駐車場がありますので、混んでいても少し待てば駐車できるはずです。

夫、豊臣秀吉の菩提を弔うため北政所によって開創された寺で、当時は壮麗なものであったそうですが、度重なる火災のために開山堂、傘亭、時雨亭、霊屋など一部の建物が残っているだけで、そのほとんどは国の重要文化財に指定されています。

写真左手の観月台は三方に唐破風をつけた屋根の下から月見をするための建物です。そこより廊下伝いの開山堂では、 北政所の御所車の彩色天井など豪華絢爛さを今でも彷彿とさせるものがあります。

傘亭

伏見から移建した茶室の傘亭は、内部の天井が竹が放射状に組まれていて唐傘のように見えるところからそのように名付けられたものです。入り口が階段になっていて、伏見では川沿いに建てられており、船で着いてそのまま茶席に上がったものであるという説明でした。ただ、常駐の案内係に、炉はどこに切ってあるのかなど少しだけ専門的な質問をしたところが、全く答えられなかったのはいただけません。


傘亭から時雨亭へと続く土間廊下

時雨亭
傘亭と土間廊下でつながっている時雨亭は、茶室としては珍しい二階建ての建物です。二階には上がれなかったのでどのような構造になっているのかはわかりませんが、ともかく客は階段を上がり、階上で茶の接待をしたのだそうです。

秀吉と北政所を祀っている霊屋の須弥勒壇や厨子には、桃山時代の漆工芸の粋を集めた華麗な高台寺蒔絵が施されているそうですが、隙間から覗き見る範囲では薄暗くてよくわからず、写真で窺い知るしかありませんでした。

兎の透かし彫りが

桃が瓦に
出口からの帰りがけに外から建物をよく眺めると、屋根や瓦に様々な意匠が凝らしてあって結構楽しめます。

高台寺から望む八坂の塔
帰りがけに駐車場へのわき道からのショットです。五重塔がとってもきれいに見えました。
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